Louis I. Kahn

ドイツの出版社「タッシェン（Taschen）」で1985年に誕生したベーシック・アート・シリーズ。

アメリカ人建築家、ルイス・イザドア・カーン（Louis I. Kahn, 1901-1974）の作品集。バングラデシュのダッカからカリフォルニアのラ・ホーヤまで、モダニストのパイオニアであるカーンの驚くべき建築を辿ります。カーンは、建物を寺院のように扱いました。米国各地、インド、バングラデシュ、パキスタン、イスラエルで、モダニズムの洗練された実用性と幾何学的な形への献身、自然光への畏敬を組み合わせた彼のデザインは、その構造物を記念碑的で息を呑むような精神性で満たしています。

本書は、カーンのレパートリーの中から、最も重要な17の建築物を紹介しています。また、カーン独自の建築思想と、フランク・ロイド・ライト以来の20世紀アメリカを代表する建築家としての遺産を紹介するエッセイも収録しています。ダッカの国会議事堂やテキサス州フォートワースのキンベル美術館など、カーンの代表作を通して、イタリア、ギリシャ、エジプトの古代遺跡からインスピレーションを得た「原点に戻る」論理を探求していきます。

ページ: 96
サイズ: 210 × 260 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
出版: Taschen