Material Cultures: Material Reform
脱炭素化に向けたデザインとリサーチの領域で活動する非営利団体「マテリアル・カルチャーズ(Material Cultures)」の作品集。2022年に刊行されて以来、高く評価されベストセラーとなった同作の増補版。
本書は、建築産業とそれが育む破壊的なエコロジーを形成する文化、システム、インフラを探求する一連の短編エッセイと対談を収録しています。資源、維持、農業、土地利用、そして価値といった鍵となるトピックを核に据えたテキストと工業化によって景観に与える影響を捉えたヴィジュアルエッセイが織り込まれている。
現代建築を支配する建築手法は、人々の搾取と景観の劣化に根ざしています。ここでは、「マテリアル・カルチャーズ」の創設メンバーであるパロマ・ゴームリー(Paloma Gormley)とサマー・イスラム(Summer Islam)、ディレクターのジョージ・マスード(George Massoud)が、なぜこのような事態が生じたのか、また、建築環境に対する総合的なアプローチによる代替システムのあり方を探ります。
本書は、テキストとビジュアル、コンセプトと実践を通して、素材との直接的な関係を築くことが、限られた系統の著者から受け継いできた言語に取って代わる可能性を秘めた新しい言語を見つけるのにどのように役立つかを探ります。これらの言説の糸は、素材、土地、開発との関係を再考するための重要な資料となります。
本書は、2015年にターナー賞を受賞したアーティスト・コレクティブ「アッセンブル(Assemble)」のメンバーの一人であるアミーカ・ダル(Amica Dall)との共同著作物。序文は建築家であり都市デザイナーのシャルロット・マルテール=バルト(Charlotte Malterre-Barthes)、写真はフォトグラファーであり版元「MACK」のエディターを務めるジェス・ゴフ(Jess Gough)が担当しています。
ページ: 144
サイズ: 110 × 180 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2024
出版: MACK