Swiss Grand Award for Design 2023
2023年のスイスデザイングランプリ受賞者であるエティエンヌ・デレザート(Etienne Delessert)、エレオノーレ・ペドゥッツィ・リーヴァ(Eleonore Peduzzi Riva)、シャンタル・プロドム(Chantal Prod’Hom)を、文章や対談、略歴、アーカイブの画像などを通して紹介しています。ボックスに受賞者ごとの冊子が3部収められています。
1941年ローザンヌ生まれ、コネチカット州レイクヴィルを拠点に活動するエティエンヌ・デレザートは、パリとニューヨークで広告キャンペーンやポスターのグラフィックデザイナー、イラストレーターとして名を馳せ、その後、イラスト、アニメーション映画、絵画で広く知られるようになりました。80冊以上の本の挿絵を手がけ、そのすべてが世界的な成功を収めています。
1936年バーゼル生まれのエレオノーレ・ペドゥッツィ・リーヴァは、デザイナーおよびデザイン・コンサルタントとして、カッシーナ、アルテミデ、デ・セデなどの主要ブランドで活躍。1972年、ウエリ・ベルガー、ハインツ・ウルリッヒ、クラウス・フォークトとのコラボレーションによるモジュラーソファ「DS-600」は、人々が自分だけの居住空間をデザインできるという彼女の目標を表現したものです。
同じく1957年ローザンヌ生まれのシャンタル・プロドムは、1990年代に「アッシャー・エデルマン財団」を設立し、無名のアーティストを取り上げた先見性のある展覧会を開催し、ベネトンの有名なファブリカのためにデザインの才能を求めて世界中を旅しました。2000年から2022年にかけては、生まれ故郷の「現代デザイン応用芸術美術館(mudac)」のディレクターを務めました。そのたゆまぬ努力により、デザインに対する一般の認識を形成し、育成しています。
ページ: 144
サイズ: 220× 300 mm
フォーマット: ソフトカバー
刊行: 2023
言語: 英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語
出版: Scheidegger & Spiess