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Viscose Journal Issue 5: Retail
Viscose
2021年にニューヨークとコペンハーゲンを拠点に始動したファッション批評誌。ファッション・アートスカラーでありキュレーターのイエッペ・ウゲルヴィグ(Jeppe Ugelvig)が編集長を務めています。毎号特定のテーマを掲げ不定期に刊行する本誌は、それぞれ異なる本の形式を採用し、ジャンルを超えた思考を提案することで、ファッションにおける研究、制作、また批評の可能性を拡げることに挑んでいます。あらゆる領域、産業、場所の孤立化を拒みつつ、世界中の知的なファッションコミュニティを対象に発信します。また、研究機関や美術館などと共同で研究を進めることで、広告を掲載することなく刊行を続けています。
第5号である本書は、ファッションの多面的な小売(Retail)空間と文化を探求しています。20世紀と21世紀におけるショッピングの進化を中心に据え、コミュニティとアイデンティティが商業を通じて絶えず生み出され、再構築される中心的な結びつきの場としての店舗に光を当てています。都市空間のポリティクスにおけるファッション小売業の役割に特に注意を払いつつ、アーティストと共に、あるいはアーティストによって開発されることが多い、可能性と論議の表現手段として店舗を採用してきたプロジェクトの歴史を探っています。
ページ: 211
サイズ: 160 × 260 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2023
出版: Viscose