Viscose Journal Issue 7: Scent

2021年にニューヨークとコペンハーゲンを拠点に始動したファッション批評誌。ファッション・アートスカラーでありキュレーターのイエッペ・ウゲルヴィグ（Jeppe Ugelvig）が編集長を務めています。毎号特定のテーマを掲げ不定期に刊行する本誌は、それぞれ異なる本の形式を採用し、ジャンルを超えた思考を提案することで、ファッションにおける研究、制作、また批評の可能性を拡げることに挑んでいます。あらゆる領域、産業、場所の孤立化を拒みつつ、世界中の知的なファッションコミュニティを対象に発信します。また、研究機関や美術館などと共同で研究を進めることで、広告を掲載することなく刊行を続けています。

第7号である本書は、ファッション文化における香りの歴史的、現代的な役割を観察しながら、様々な角度から香りを検証しています。製造、貿易、ブランド、商業の歴史だけでなく、セクシュアリティ、欲望、アイデンティティ、記憶の歴史も視野に入れながら、可能性と知識生産の媒体として香りを受け入れ、関与してきたアーティストやデザイナーたちとともに、あるいは彼らによって開発された香りの歴史を探っています。

ページ: 237
サイズ: 170 × 240 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語
刊行年: 2024
出版: Viscose