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WipEout Futurism: The Graphic Archives
Thames & Hudson
1995年に登場した『WipEout』は、そのユニークな3Dビジュアル・デザインでゲームを文化的に押し上げました。発売されたばかりの「PlayStation」に、反重力、超高速レースという不思議なヒットをもたらし、「Psygnosis」(後にStudio Liverpoolとして知られる)が開発したこのシリーズは、時を経て、グラフィックデザイナーやゲーマーの間でカルト的な現象に成長しました。イギリスのデザインエージェンシー「ザ・デザイナーズ・リパブリック(The Designers Republic)」のブランディング、「ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)」や「クラフトワーク(Kraftwerk)」、エレクトロニック・アーティストとの刺激的なコラボレーションなど、『WipEout』は単なるレースゲームではなく、アートの手段でもありました。
本書は、この象徴的なゲームのビジョン、苦闘、功績を、最初の構想から将来の計画まで、先駆的なアートワークとグラフィックデザインの独特な組み合わせで年代順に紹介しています。このゲームのために制作された、あまり見ることのできない素晴らしいコンセプト・アートは、本書の随所に美しく再現されています。また、SFの図像の豊かな大地に根を下ろした「ザ・デザイナーズ・リパブリック」のもうひとつの未来への比類なきビジョンは、ページ全体に織り込まれ、愛すべきシリーズを濃密に拡張するものとなっています。
ページ: 320
サイズ: 250 × 280 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2024
出版: Thames & Hudson