都市GENEの抽出・反転・流通
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都市GENEの抽出・反転・流通
都市GENEの抽出・反転・流通

都市GENEの抽出・反転・流通

Floating Alps
$88.00 USD

様々な都市を移動しアートプロジェクトや展覧会制作をおこなうアートアンプリファイヤ、吉田山が企画構想を手がけるアートプロジェクト「都市 GENE の抽出・ 反転・流通」の皮切りとなる都市の「GENE(遺伝子)」を抽出するための地図。第一弾は「横浜」。メディアを横断し、粘菌(編集者) として活動する西山萌が編集、地図構成を、グラフィックデザイン及び地図記号の設計を𠮷田勝信が手がけています。

世界の様々な都市に「GENE(遺伝子)」があるとするならば、それはどのように抽出できるのか。

「都市GENEの抽出・反転・流通」がフォーカスするのは、都市を探索 / 観察する非合理的な個人の視点。目的の場所に向かうための地図ではなく、都市に潜む地層史に着目し、移動や計画をするためではなく眺める地図として、地図の元版となる版木を彫刻、木版による手刷り印刷によって1枚ずつ製作されました。

地図部分は、印刷地点である横浜の中心部に位置するアートスペース「BankART Station」を中心とした半径5km圏内範囲が円形表記されています。1時間に1cmの距離を移動する粘菌のスケールを比喩とし、1/10,000スケール(原寸では直径100cm)の地図としています。

地図には侵略や開発のために単純化された境界線や重要拠点の位置は記されず、地面(地層年代、地質)と水面(河川、海、植生)などの「面」が木版として掘り出され、印刷する際に反転したネガティブ都市が表出する仕組みとなっています。

インターネットの地図アプリによって、道に迷うことのない今日において、暗闇を探索するように、都市を眺める、この視点は空からのスコープ視点ではなく、地面に漂う粘菌の身体性であり、この個人の身体に立ち返ることで、見えてくるものはどんな経験や意識でしょうか?

※木版での手刷りのため、1枚ずつ色味が異なります。

サイズ: B0変形
印刷: 木版による手刷り
インク原料: 横浜の堆肥、アラビックガム(防腐剤入)、印刷地半径5km圏内植物の蒸留液
言語: 日本語、英語
刊行年: 2024
出版: Floating Alps合同会社