(RE)PICTURE 01
それぞれの作家のイメージがシルクスクリーンで刷られたポスターが付属する特装版はこちら。
「視覚的な想像力の再生」をコンセプトに掲げるインディペンデントマガジン。本誌では国籍の異なるゲストアーティストたちによって描かれた像(ピクチャー)を、文字情報を用いずにデザインし、印刷物としてパッケージングする。インターネットやソーシャルメディアの発達が著しい今日において、我々は頭のなかに現れてはすぐに立ち消え去ていく多くの刹那的なイメージに接しているが、本誌では、作家たちと共に現代的かつ永久的な新しいエコシステムを、イメージという共通言語のみ用いて、そこから想像する行為が持つ伝達力をもって表現する。
我々は1枚の写真を見た時、何を思うのだろうか?画像の伝達には物質(化学)、形象(図像)、精神(印象)に加え、空間というキーワードがある。それらの目に見える要素と目に見えない要素が化学反応のように交ざり、そこに鑑賞者の想像が加わることで循環的な連想ができるものになる。創刊号では5人の写真家がそれぞれ16ページずつ作品を提示。人間の持つ想像力も地球の一つの資源であると考え、「resource」というテーマを掲げた。
編集はモダーンの高宮啓、アートディレクション&デザインは出版社「IN OTHER WORDS」を主催するデザインユニットOK-RM、フォトエディターを写真家の濱田祐史が手がける。
画像 1/10: Marvin Leuvrey
画像 2/10: Jaap Scheeren
画像 3/10: Theo Simpson
画像 4/10: Yuji Hamada
画像 5/10: Mark Borthwick
サイズ: 210 × 305 mm
フォーマット: ソフトカバー
刊行年: 2019
デザイン: OK-RM
出版社: Atarica