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The Group Exhibition at Satoshi Ohno Studio 2018
大野智史
2018年8月に山梨県富士吉田市にて行われた画家の大野智史によるアトリエの公開とグループ展示のドキュメントブック。大野を含めた7人のアーティスト(福永大介、大田黒衣美、谷崎桃子、吉田裕亮、富田正宣、郷治竜之介)による10日間の展示を豊富な写真で紹介。美術批評家大森俊克によるテキストも収録。
本展示から抽出された「身体性」と「境界のあいまいさ」という2つのキーワードをヒントにデザインされています。書籍における「天・地」や「ノド・小口」といった物理的・身体的な制約を踏まえ、写真のレイアウトは各々のページで天地左右が不均一で、読者に対して身体的な反応を要求するデザインとなっています。各ページの端部とノドといった物理的な境界を前提としない写真のレイアウトによって境界の曖昧化を試みています。製本においても針や糊を使用せず、それぞれのページが入れ替え可能となっており、会場内での鑑賞者による非限定的な視線や動線の流れを再現しています。
ページ: 23
サイズ: 260 × 362 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 日本語、英語
刊行年: 2021
デザイン: Tanuki
出版: 大野智史