Album Architectures, Abidjan

都市の建築風景を通して現代の遺産を考察する作品集。本書では、コートジボワール南部の都市アビジャンの近代建築を取り上げています。フランス人写真家、フランソワ＝グザヴィエ・グブレ（François-Xavier Gbré）が、アビジャンの独立後の建築を代表する30棟の写真を紹介しています。

本書は、多様性によって自らを表現する建築についての写真集です。ある種の「トロピカル・モダニズム」の特徴を持つアビジャンの建築物を写真で紹介しています。また、このラグーン都市に住み、美的・感情的な愛着を共有する2人の人物の出会いの証です。建築家、イッサ・ディアバテ（Issa Diabaté）は、自らを改革し続けるこの都市の建築の未来を担う現代的存在。フランソワ＝グザヴィエ・グブレは、コートジボワールの社会的・政治的変化の堆積した痕跡として建築をとらえ、その場所の歴史をとらえるために建築を好んで用いる写真家です。

この写真集、そして「Album Architectures」コレクションは、絶え間なく変化する都市において、必ずしも特定されず、しばしば目に見えない、豊かで特異な建築的景観を通して、現代遺産という概念の定義について考察を始めることを目的としています。

ページ: 122
サイズ: 240 × 320 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語、フランス語
刊行年: 2022
デザイン: Spassky Fischer
出版: Caryatide