Dieter Rams: As Little Design as Possible
20世紀を代表するプロダクトデザイナーの一人、ディーター・ラムス(Dieter Rams)の作品集。
1961年から1995年まで「ブラウン(Braun)」のデザイン部門の責任者を務めたディーター・ラムスは、20世紀を代表する製品の数々を生み出しました。ラムスの人生と作品は、人々がどう生きるか、どうすればよりよく生きることができるかという彼の考えと深く結びついています。
1960年代に彼がデザインした製品は現在も生産・販売されており、優れたデザインに関する彼の考えは、デザイナーや消費者にインスピレーションを与え続けています。本書は、「アップル(Apple)」の元最高デザイン責任者、ジョナサン・アイブ(Jonathan Ive)による序文とともに、新しい表紙で再販となり、ラムスの人生と作品だけでなく、彼のデザイン哲学も探究しています。
本書には、ラムスの生涯、彼が活躍した知的背景、「ブラウン(Braun)」と「ヴィツゥ(Vitsœ)」のデザイン、そして優れたデザインの提唱者として彼が展開した思想や講義についての詳細なテキストが収められています。完成品やプロトタイプのスケッチや写真は、ラムスのデザインプロセスへの洞察を提供し、多様なアーカイブ資料は彼の人生と仕事の全体像を描き出します。また、特別に依頼されたディーター・ラムスの自宅とブラウン・アーカイブの写真からは、ラムスのデザインの世界で最も完全なコレクションを垣間見ることができます。
「ブラウン(Braun)」や「ヴィツゥ(Vitsœ)」のためにデザインした象徴的な製品で知られるラムスですが、この包括的かつ網羅的な本書では、ラムス唯一の建築作品や彼の「10の原則」に体現された持続可能な生活についての考え方も紹介されています。
ページ: 400
サイズ: 205 × 270 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2024
出版: Phaidon