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Joakim Ojanen: Next to Daisy’s, on top of the laundry
LL’Editions
スウェーデン人アーティスト、ヨアキム・オジャネン(Joakim Ojanen)の作業の記録。2022年に東京の「NANZUKA」で開催された個展に合わせて刊行されました。
オジャネンのスタジオには、不思議な世界が広がっています。敷居をまたぐと、さまざまな姿や大きさの異世界の生き物が無数に集まっています。部屋の隅では、生意気なアヒルが率いる小さな花の合唱団がセレナーデを歌い、部屋の反対側では、年齢の割に背の高い、手足の細い若者が迫ってきます。この青年は悲しんでいるように見えるが、おそらく両義的な現代社会の巨大さに悩まされているのだろう。
2年間にわたり、スタジオでの作業を2台のアナログカメラで記録してきました。粘土の塊が幻想的な彫刻へと姿を変え、展覧会の準備が進められ、作品が世界各地へと運ばれていく。スタジオの外では、季節が移り変わり、壁を照らす太陽の光は、頻度と温度の両方でしっかりと追随しています。フィルムは現像に出され、一冊の本が出来上がりました。
本書には、アーティストによる227枚の写真と、アーティストでヨアキムの弟でもあるヤコブ・オジャネン(Jakob Ojanen)によるテキストが収められています。
ページ: 224
サイズ: 210 × 210 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2022
出版: ll’Editions