Louis I Kahn
20世紀を代表する建築家の一人、ルイス・I・カーン(Louis Kahn, 1901-1974)の作品集。
第二次世界大戦後の世界の建築に多大な影響を与えたルイス・I・カーンの作品の重要性は、21世紀に入って急上昇しています。ロバート・マッカーター(Robert McCarter)のベストセラーであり、絶賛された作品集は、カーンがいかにして近代建築を再定義したのか、そしてなぜ彼の作品が今日も建築家やデザイナーにとって基本的な情報源であり続けるのかを説明しています。本書では、「イェール大学美術館(Yale University Art Gallery)」、「キンベル美術館(Kimbell Art Museum)」、「ソーク研究所(Salk Institute)」、インドやバングラデシュでの作品、そしてカーンの死後40年を経て実現したプロジェクトであるニューヨークの「フォー・フリーダムズ・パーク(Four Freedoms Park)」など、建設されたプロジェクトと未建設のプロジェクトの両方を取り上げています。
本書は、20世紀の建築界で最も重要な人物の一人であるカーンの欠かすことのできない参考書となっています。マッカーターはカーンの主要な建築物を、設計プロセス、建設方法や材料から、空間自体の「ウォークスルー」まで分析しています。ルイ・I・カーン・アーカイブのキュレーター兼コレクション・マネージャーであるウィリアム・ウィテカー(William Whitaker)が編集したカーンのプロジェクト年表に加え、カーンの著作から抜粋した文章も収録されています。各プロジェクトには写真や図面が添えられ、カーンの仕事の精神や、デザインに至ったインスピレーションを伝えているほか、建築のアイコン的存在や、インドやバングラデシュでのカーンの仕事も紹介されています。
ページ: 528
サイズ: 238 × 305 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2022
出版: Phaidon