Paloma Bosquê: Matéria

ブラジル人アーティスト、パロマ・ボスケ（Paloma Bosquê）の作品集。言語を超えたもの、知覚することはできるが合理化することはできない事柄を理解する鍵としての視覚に対するフラストレーションを扱っています。

ボスケの作品は、現実の理解や定義における視覚の支配に疑問を投げかける方法として、物質性の探求から展開されます。西洋的な生物と無生物の定義に挑戦することで、彼女の彫刻やインスタレーションは、言語を超えた次元、あるいは物事がまだ名づけられない次元にアクセスするためのチャンネルとして物質性を取り上げています。無数の素材を組み立てることで、ボスケは身体を孤立した存在としてではなく、浸透し移動する物質として提示し、絶えず互いを変容させながら、目に見える領域の内と外とのつながりを確立し、覆します。ここ数年、彼女の彫刻作品は、過去10年にわたる作品の概要、カタリナ・ロザーノ（Catalina Lozano）のエッセイ、フェルナンダ・ブレンナー（Fernanda Brenner）との対談とともに、本書で初めて紹介されるテキスト作品とともに発表されてきました。

ページ: 204
サイズ: 170 × 240 mm
フォーマット: ソフトカバー
言語: 英語、ポルトガル語
刊行年: 2022
出版: Lenz Press