Swiss Grand Award for Design 2024
2024年のスイスのデザインアワード「Swiss Grand Award for Design」の受賞者であるパオラ・デ・マルティン(Paola De Martin)、ルーシー・メイヤー(Lucie Meier)、ルチアーノ・リゴリーニ(Luciano Rigolini)を、文章や対談、略歴、アーカイブの画像などを通して紹介しています。ボックスに受賞者ごとの冊子が3部収められています。
パオラ・デ・マルティン(1965年生まれ)は、テキスタイルデザイナーであり、チューリッヒを拠点とするファッションブランド「Beige」の共同設立者であり、デザイン研究者でもあります。彼女の画期的な研究は、西洋文化における階級差別やその他の差別の形態に焦点を当て、教育を受けられない移民労働者階級の家庭の子どもであった彼女自身の経験に根ざしています。
ルーシー・マイヤー(1982年生まれ)は、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」や「バレンシアガ(Balenciaga)」のデザイナー、「ディオール(Dior)」の暫定共同ディレクターを経て、2017年に世界的ファッションブランド「ジル・サンダー(Jil Sander)」のクリエイティブ・ディレクターに就任。デザイナーとしての彼女の立ち位置と表現は、ファッション界の絶え間ない忙しさに左右されません。
ルチアーノ・リゴリーニ(1950年生まれ)の業績は、彼自身の写真と、教育者、プロデューサーとしての仕事によって形作られています。1990年代初頭には、『Urban Landscapes』シリーズでアーティストとして国際的な評価を得ました。1995年から2005年まで、フランスとドイツのテレビ局「ARTE」で映画のクリエイティブ・ディレクターを務めました。写真家としての活動と並行して、ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)や河瀬直美など著名なアーティストの映画をプロデュースしてきました。
ページ: 144
サイズ: 220 × 300 mm
フォーマット: ソフトカバー、ボックス
言語: 英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語
刊行年: 2024
出版: Scheidegger & Spiess